派遣エンジニアで働こうと考えた時に「結婚できるのか心配」と考えている方もいるかと思います。
特に今まで正社員で働いていた方は「派遣だとやっぱり結婚できないんじゃないか」と考えてしまいますよね。
結論を先にいうと派遣エンジニアでも結婚できるので安心してください。
今回は「派遣エンジニアが結婚できないといわれる理由」や「結婚できる根拠」についてご紹介します。
この記事の目次
派遣エンジニアは結婚できないといわれる理由
派遣エンジニアは収入が不安定
派遣エンジニアが結婚できないと言われる理由の一つに「収入が不安定である点」が挙げられます。
派遣は、契約期間のある「有期雇用」なので、一般的には3ヶ月毎の契約更新になり、企業と派遣社員の双方が合意しない場合は、契約終了となります。
また1つの仕事が終了したら、次の派遣先が見つかるまでは収入が途切れてしまいます。
そのため無期雇用の正社員と比べると、収入が不安定になりやすいと言われています。
正社員の肩書がない
派遣エンジニアは「正社員」の肩書がありません。
日本人は「正社員」の肩書を重視する傾向が強く、月収40万の派遣社員よりも、月収20万以下の正社員をありがたがる傾向にあります。
特に年配の方は派遣社員にあまり良いイメージを持っていない人が多く「正社員」の肩書を過度に大事にする方が多い傾向にあるように感じます。
これには昔は「派遣社員」という働き方が存在しなかったことも関係あるのでしょう。
男性エンジニアは特に結婚の際に仕事の肩書きや役職が重視される傾向が強いです。
両親は子供が幸せになることを願っているため、安定志向が強くなるのは仕方ないことだといえます。
そのため結婚するときには、彼女の両親に派遣エンジニアでもしっかりと生活していけることを説明する必要があります。
派遣エンジニアでも結婚できる理由
派遣エンジニアは収入が高い
エンジニア派遣は、他の派遣に比べると時給が高く平均時給は2,000円を超えています。
平均時給2000円以上あれば、日本の平均年収400万程度は楽に稼ぐことができます。
実際わたしは2年目で時給2,500円になり、すぐに年収500万以上稼ぐことができるようになりました。
収入が高く下手な中小企業の正社員より稼げるので、収入面で不安を覚えることはありません。
収入が高いので、仕事が途切れたととしても十分にカバーすることができます。
そのため派遣エンジニアの「収入が不安定」といったデメリットを補うことができます。
IT業界は人手不足なので、仕事が途切れることがない
IT業界は、急速なITの普及によって慢性的なエンジニアの人手不足に悩まされています。
そのためエンジニアの需要が非常に高く、案件数も豊富で仕事が途切れることがありません。
小学校でプログラミング学習が授業に取り入れられるという話もありますが、これもエンジニアの需要が高くなっているためです。
実際に派遣エンジニアとして働いてみるとわかりますが、自身のスキルレベルや経験に応じて様々な案件があり、登録した派遣会社から様々な案件の紹介があります。
「派遣は仕事が途切れる心配がある」と話しましたが、体感的には案件が途切れることはまったく心配しなくても大丈夫です。
派遣会社の正社員という働き方もある
派遣エンジニアには、派遣社員として働くほかに、派遣会社の正社員として雇用される「常用型派遣」という働き方があります。
派遣先企業で働くのは一般的な派遣社員と同じですが、雇用形態が正社員になり、仕事がないときでも一定の給料が支給されるなどのメリットがあります。
IT業界は、自社でシステム開発をする力のない会社は、他の会社に自社のエンジニアを常駐させて収入を得る「客先常駐」の仕事が多い業界です。
そのため「常駐型派遣」の求人も多くあります。
常用型派遣は、その分一般派遣よりも給料が安かったり、働き先を自分で選ぶのが難しいというデメリットがありますが「正社員」という肩書きが欲しい人や、安定性を求める人は選択肢として考えておくといいでしょう。
実際に結婚している人は多い
派遣エンジニアが結婚できる理由の1つは、実際に結婚している人が多いことです。
わたしは派遣先で色々な派遣エンジニアの人と仕事をしましたが、結婚している人や子供のいる人も多かったです。
奥さんが専業主婦をしている人や、産休で仕事を休んでいる人もいました。
実際に結婚している人がいるので、特に派遣エンジニアだから結婚できないということはありません。
結婚できないのを派遣のせいにしないことが大事
派遣エンジニアでも結婚はできますし、実際に結婚している人も多いです。
結婚したい人は「結婚したいけど派遣で働いているから難しい」と、派遣を言い訳にしないようにしましょう。
わたしは長年フリーターで働いていましたが、フリーター同士で付き合ってそのまま結婚する人も結構多かったです。
さすがにフリーターの収入では厳しいと感じたのか、結婚を期に就職をしている人が多かったですが、フリーターでも結婚はできるということです。
結婚したカップルは、自然と付き合って「結婚してもいいかな」と思って結婚したのであって「フリーターだから結婚できない」とは考えていません。
同じフリーターでも、わたしは彼女すらできなかったので、このあたりは完全に個人の考え方の問題だと思います。
「派遣」を言い訳にして諦めてしまうなら、そこまで結婚したくないだけかもしれません。
もし結婚したくてパートナーがいないなら、まずはパートナー探しからスタートしてみましょう。
すでに結婚を考えているパートナーがいるなら、相手にしっかりと相談するべきです。
結論:派遣エンジニアは結婚できます
派遣エンジニアは結婚できないと考えている方もいるかもしれませんが、派遣エンジニアは結婚できます。
派遣エンジニアは時給が高いので下手な正社員よりも収入は多いですし、将来性の高く需要も高いため、仕事が途切れるということはありません。
肩書を求めるなら常用型派遣という選択肢もありますし、スキルを身につければ、フリーランスや正社員への転職という選択肢が広がります。
そういったことをパートナーにきちんと説明すれば、結婚の理解を得られるはずです。
仕事や肩書に限らず、結婚する人は結婚しますし、結婚できない(しない)人はしません。
世の中にはフリーターでも結婚する人や、正社員でも独身の人がいますから、結局は「本人の意志」が一番大事です。
「結婚したい」と本気で思っているなら、結婚するための行動を自然と取るようになります。
過度に雇用形態にとらわれずに、まずはパートナーを見つけてみたり、パートナーと話し合ってみることから始めてみてはどうでしょうか。